
ワイヤー矯正って痛いって聞くけど本当?
「ワイヤー矯正、気になるけど……やっぱり“痛み”が怖い。」
そんなふうに感じている方、きっとあなただけじゃありません。
SNSや口コミで「最初は痛すぎて何も食べられなかった!」なんて話を聞いたら、そりゃあ心配になりますよね。
「我慢できるレベルなの?」
「ずっと痛いの?」
「普通に生活できるの?」
そんな不安がぐるぐるして、矯正を始める勇気が出ない…
すごくわかります。むしろ、その不安を持っていること自体が、真剣に自分の歯並びと向き合っている証拠なんですよね。
でも、実はその「痛み」、
ちょっとしたコツや工夫でグッと和らげることもできるんです。
今回はそんな“ワイヤー矯正の痛み”について、やさしく・わかりやすく・リアルに解説していきますね。
読み終える頃には、「いけるかも」って思ってもらえるはずです。
痛みへの不安が治療を迷わせることも…

「痛いのがイヤで矯正をためらってる…」
これ、ほんとによくあるパターンです。矯正の痛みによって
食事が取りにくくなるんじゃないか
ずっと痛みが続くんじゃないか
我慢できないレベルの痛みなのかも
といった不安を感じて、なかなか一歩が踏み出せない患者さんも。
でも大丈夫。痛みの正体やピーク、そして軽減するための方法を知っておけば、安心して治療に取り組めますよ。
実際、痛いの?どんな痛みがあるの?
ワイヤー矯正で感じる痛みは主に以下のような場面で発生します。
初回装着後やワイヤー調整後の歯の痛み
- 歯に圧力がかかって「ズーン」と重たい感じがする
- 特に食べ物をかむときに「うっ…」と痛みが出る
頬の内側や舌に当たる違和感・擦れ
- ワイヤーの先端が当たってチクチクする
- ブラケット(金属の装置)が口の中に当たって痛い
食事や歯磨き時の敏感さ
- 噛むときの一時的な痛み
- 歯磨きのときに当たるとしみる
これらは、矯正装置が“歯を動かしている証拠”でもあるんです。ただし、ずっと続くわけではなく、多くの場合1週間以内には落ち着くことが多いです。
痛みはいつか落ち着く?対処法もある!
「ずっとこのままだったらどうしよう…」と思っちゃいますよね。
でもご安心を。ワイヤー矯正の痛みは時間とともに軽くなるのがほとんどです!
【痛みが落ち着くタイミング】
- 初回装着の痛み → 1~3日でピーク、1週間で慣れる人が多数
- 調整後の痛み → 翌日〜数日間で軽減
- 口内の擦れ → 保護用ワックスで軽減&数日で慣れる
この「慣れ」が来るまでの間にできる対処法もありますよ◎
乗り越えるための具体的な工夫
ワイヤー矯正の痛みは、決して「我慢あるのみ」ではありません!
ちょっとした工夫や意識の変化で、痛みを軽減したり、不安をぐっと減らすことができるんです。
ここでは、実際に多くの患者さんが取り入れている“痛みとの付き合い方”をご紹介しますね。
食事の工夫で負担を軽減!

矯正中、とくに痛みが出やすいのが「食べるとき」。
歯に圧がかかるとズキッとすることもありますが、食べ方とメニューを工夫することでかなりラクになります。
おすすめの食べ方&食材:
→ 噛む力を最小限にすることで、歯への負担を抑えられます。
→ おかゆ、豆腐、プリン、煮込み料理などは噛まずに食べられて安心。
→ 栄養補給しつつ、口内を刺激せずにすみます。
→ 敏感になっている時期は、温度刺激でも痛みが出やすくなります。
噛む回数を減らす、やわらかいもの中心にする、この2点だけでも体感する痛みはグッと変わります!
「噛まずに済む献立」をストックしておくと、調整後も安心です。
歯磨きのやり方も見直そう
矯正中の歯磨きは、“痛みを和らげるケア”でもあり、“トラブルを防ぐ予防策”でもあります!
矯正中におすすめの歯磨きテク:
→ チクチクしにくく、刺激が少ないので痛みを避けられます。
→ ゴシゴシ磨くのはNG!ふわっと当てるだけでOK。
→ ブラケットの隙間など、通常の歯ブラシでは届きにくいところもケア。
歯垢がたまると歯茎が腫れて痛みが強くなることもあるため、清潔を保つことは痛み軽減にも直結します。
正しい歯磨きで“痛くないお口”を育てていきましょう!
冷やす&温めるで感覚をリセット
「痛いときは冷やせばいいの?」って思いますよね。
これ、正解です!
ただし、冷やす or 温めるのベストな使い分けを知っておくと、さらに効果アップ!
冷やすとよい時:
ワイヤー調整直後のズキズキ
歯が締め付けられるような感覚があるとき
→冷たい水や氷を口に含む/保冷剤を頬に当てる
温めるとよい時:
血行不良による違和感
筋肉がこわばってアゴがだるいとき
→ぬるめの蒸しタオルを頬に当てる
「痛みの種類に合わせて」冷やすor温めるを使い分けるのがコツ!
どちらもやりすぎず“ほどほど”を意識してくださいね。
矯正用ワックスで口内の刺激をブロック!
ワイヤーの先が刺さる、ブラケットが擦れて痛い…そんなときの神アイテムが矯正用ワックス。
使い方:
- 使う部分の水分をティッシュでしっかり取る
- ワックスを小さくちぎって丸める
- チクチクするワイヤーやブラケットにそっと貼りつける
まるでクッションのように摩擦を防いでくれるので、口内炎ができやすい人にもめっちゃおすすめです!
痛み止めの使いどきも知っておこう
「どうしても辛い…」そんなときは無理せず市販の鎮痛薬を使うのも全然OKです。(※服用前に歯科医師または薬剤師に確認を)
- ロキソニン、カロナールなどは比較的よく使われます
- 食後や就寝前など、痛みが出そうなタイミングで服用を
「頼っていい」と思えるだけでも、心がふっと軽くなることも。
ただし、痛みが長引く場合は“薬でごまかさずに”歯科医院に相談を!
痛みを乗り越えるには「ガマン」じゃなくて「工夫と理解」が大事。食事、ケア、道具、冷温療法など、やれることは意外とたくさんあります。
「自分に合った方法」を少しずつ見つけていくのが、矯正ライフを楽しむコツですよ!